20210621建築見学会
- 研究室 登谷赤松
- 2021年7月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年10月12日
研究室全員で京都市内の建築物を数件まわり、知識を深めました。こうして研究室全員で、どこかへ行くのは今回が初めてです。
建築物を訪れるに当たり、B4がレジュメを作成し、それぞれ担当した建築物の解説を行うという手法を採りました。B4は解説のためのレジュメの作成は初めてで、大変だったと思いますが、よい経験になったと思います。
まず初めに訪れたのは、本野精吾邸で、現在は設計事務所として利用されてます。
本野精吾邸は大正13年(1924)の竣工で、回遊性のある空間で、また周囲の庭との一体感が感じられる心地よい空間でした。鎮ブロックを使用した壁式RC造ですが、そこで用いられている鉄筋がものすごく細い径のものを使っていて驚きました。


続いては龍安寺を訪れました。龍安寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、平成6年(1994)には「古都京都の文化財」の構成要素として世界文化遺産に登録されました。もとは円融天皇の御願寺である円融寺で、平安時代末期に、その跡地に大徳寺実能が山荘を造営しました。宝徳2年(1450)に細川勝元が大徳寺から寺領を寄進され、妙心寺の義天玄詔を招いて妙心寺塔頭として創建したのが始まりです。
特に、鏡容池、本堂及び石庭を見て回りました。本堂の縁側は非常に心地よく、ゆっくりと休憩しました。


最後は仁和寺を訪れました。仁和寺は仁和2年(886)年に光孝天皇が造営を試みたことから始まり、次代宇多天皇によって仁和4年に金堂が落成しました。この時の年号をとって仁和寺となりました。現在、見ることできる建物の多くは、江戸時代初期に幕府の援助のもとにおこなわれました。
仁王門、中門、金堂、五重塔、観音堂を見ました。禅宗様の建物ということで、その特徴がよく見てとれました。本日最後ということもあり、また、日差しが強かったこともあり、みんな少し疲れ気味でした。
1日かけて、近代建築、寺院建築を見て回ることができて、大変勉強になったいい機会でした。
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