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公開レクチャー01を終えて

  • 執筆者の写真: 研究室 登谷赤松
    研究室 登谷赤松
  • 2021年7月6日
  • 読了時間: 1分

 先日、フランス都市史をご専門とされている小島見和さんをお招きして、レクチャーをして頂きました。

 近世南フランスにおける領域がどういう様相であるのか概観した後、特にレクチャーの主題となるナルボンヌにおける領域について詳細にお話し頂きました。今まで、作成経緯が不明であった絵図を読み解くことで、それが家畜放牧を巡る領域紛争の際に用いられた「司法絵図」あることを突き止め、さらに司法文書と組み合わせることで、領域の在り方、家畜放牧と領域の関係性、領域紛争の状況を詳細に明らかにされました。


 今回のレクチャーは博士論文の内容についてで、本論に入るまでに卒業論文・修士論文が数本書けるくらいの濃い密度で研究をされていることを知り、驚きとともに、もっと自分の研究に邁進しなければいけないと思いました。また、わかりやすい説明や章の構成など、勉強になることばかりで、今回の気づき・学びを活かして卒業論文・修士論文に取り組んでいきたいと思います。

 

 私達学生にとっては、今回のこの2時間を糧に研究に邁進することが、忙しい中、貴重な2時間を私達に割いて下さった小島さんへの、恩返しに繋がると考えています。

 今回は、貴重なお時間をありがとうございました。

 



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